「新卒で入った会社を、2年目で休職するなんて……」
「たった数年で退職するなんて、俺はなんてダメなやつなんだ……」
そう自分を責め、さらに「親になんて説明すればいいのか」という不安で、夜も眠れない日々を過ごしていませんか?
仕事の辛さや体調の限界を感じていても、私たちはどこかで「親をがっかりさせたくない」「期待に応えたい」という思いを抱えています。だからこそ、家族への報告は、上司に辞意を伝えることよりも何倍もハードルが高いものです。
私は新卒で入った最初の会社を2年で退職し、その後ニートから警察官になるという少し変わった経歴を持っています。
今回は、私が実際に休職・退職を決めた際、親とどう向き合い、どのような言葉をかけられたのか。その「リアルな実体験」をすべてお話しします。
今、家族の顔を思い浮かべて立ち止まっているあなたの心が、少しでも軽くなれば幸いです。
「もう少し頑張れ」という言葉の呪縛
私が仕事の忙しさや精神的な限界を、それとなく家族に伝えたとき、最初に返ってきた言葉はこれでした。
「せっかく入ったんだし、もう少し頑張ってみたら?」
この言葉に、悪気は一切ありません。親としては、安易に投げ出して後悔してほしくないという、純粋な「親心」からのエールだったのでしょう。
しかし、限界ギリギリで踏ん張っていた当時の私にとって、この「もう少し」は、底の見えない暗闇に突き落とされるような重い言葉でした。
「親ですら私の辛さを分かってくれないのか」
「やっぱり、ここで辞めるのは甘えなんだろうか」
そうやって自分を追い込み、周囲の期待に応えるために、さらに自分の心を削ってしまう。これが多くの新卒若手が陥る最初の罠です。
しかし、今振り返って思うことが、親は「現場の本当の過酷さ」を100%理解しているわけではないということです。
決断を伝えた瞬間、親の態度は180度変わった
いよいよ心身が限界を迎え、私は「休職する」という決断を下しました。
震える手で実家に電話をし、意を決して事実を伝えたとき、父と母から返ってきた言葉は、予想もしないものでした。
「とんでもない仕事やなあ。そんなに辛いなら、できるだけ休職しとけ。」
あんなに「頑張れ」と言っていた両親が、私の口から「休職」という具体的な決断を聞いた瞬間、一転して「守るモード」に入ってくれたのです。
さらに、その後の退職を決めた際もそうでした。辞める直前まで「もう少し頑張れ」と言っていた親でしたが、いざ「辞めた」と伝えると、返ってきたのは「お疲れ様。よく頑張ったな」という労いの言葉でした。
このとき、私は一つの親心に気づきました。 親は「現状維持」を望んでいるのではなく、単に「子供が路頭に迷わないか」を心配しているだけなのだということです。
なぜ親は、決断した後に「OK」をくれるのか?
なぜ、親はあんなに反対していたのに、決断した後は受け入れてくれるのでしょうか。
それは、親にとっての反対意見は、あなたを苦しめるためではなく、「あなたの覚悟を確かめるための壁」に過ぎないからです。
親は、子供が「ちょっと辛いから」という一時的な感情で動いているのか、それとも「人生を守るために本気で決断したのか」を見極めようとします。
だから、あなたが自分の言葉で「休む」「辞める」という最終的な決断を伝えたとき、親はその覚悟を認め、「これ以上、この子に無理をさせてはいけない」と判断を変えてくれるのです。
結局のところ、親が最終的に望んでいるのは「立派な肩書き」ではなく、「子供が心身ともに健康で、笑って生きていること」なのです。
家族に伝える際に意識したい「3つのポイント」
もし今、あなたが親への報告を迷っているなら、以下の3つのことを意識してみてください。
- 現状ではなく決断を伝える:「辛いんだけど、どう思う?」と相談するのではなく、「もう限界だから、休む(辞める)ことに決めた」と言い切ることが大切です。相談の形をとると、親は心配から「もう少し頑張れ」と言わざるを得なくなります。
- 自分の体調と気持ちに正直になる:無理に論理的に説明しようとしなくていいんです。「朝、体が動かなくなった」「涙が止まらない」といった、あなたの身体が発しているリアルなサインを伝えてください。
- 「反対=敵」だと思わない:親が反対するのは、あなたの敵だからではなく、あなたの「将来」を心配しているからです。その心配を「私は大丈夫、自分の人生に責任を持つよ」という覚悟で上書きしてあげてください。
まとめ:人生の決断をするのは自分自身
新卒2年目での休職や退職は、人生の挫折ではありません。むしろ、自分の限界を知り、自分の人生を自分で守るという「大人としての最初の決断」です。
私の両親も、最初は私の意見に反対ばかりしていました。でも、私が自分の足で立ち上がり、休職や退職の道を選んだとき、最後には「OK」を出してくれました。それは、私の決断が「本気」であることを理解してくれたからです。
親をがっかりさせることを恐れないでください。あなたが元気でさえいれば、親はいくらでもやり直せると信じています。
今の場所から一歩引くことは、決して逃げではありません。次へ進むための大切な一歩となります。
助手ちゃん親御さんの「とんでもない仕事やなあ」っていう言葉、運営者さんの苦しみを一瞬で全肯定してくれた最高の言葉ね。
世の中の「親に言えない」って苦しんでいる子たちに、「親は最後には必ず味方になってくれる。だから、自分の命より大切な仕事なんてないんだよ」って、運営者さんの体験を通して全力で伝えてあげましょう!
運営者の休職中の過ごし方を知りたい方はこちらをご覧ください。


