SPIや公務員試験の1次選考にある性格診断に対して、不安を感じていませんか。筆記試験の勉強はできても、正解のない性格診断にどう対策すればいいのか分からないと感じるのが普通です。
私は空白期間を経て警視庁に合格し、その後大手企業へ転職した際も、性格診断で落とされた経験はありません。
特別な才能があったわけではなく、企業に合わせて回答を作り込まず、自分の考えに沿って一貫して答えることを意識しました。
この記事では、個性を出して自分をアピールするのではなく、性格診断で意識したい具体的なスタンスを紹介します。

性格診断のよくある2つの出題形式
形式 ①:1つの質問に対して度合いを答えるタイプ
ひとつの短い文章に対して、自分の考えがどれくらい当てはまるかをいくつかの選択肢から選ぶ、最もスタンダードな形式です。
【質問の例】
「見知らぬ人ともすぐに親しくなれる方だ」
【選択肢のイメージ】
- A:あてはまる
- B:どちらかといえばあてはまる
- C:どちらかといえばあてはまらない
- D:あてはまらない
形式 ②:2つの対照的な文から自分に近い方を選ぶタイプ
画面の左右に異なる2つの文章が表示され、自分はどちらの考え方に近いかを答える形式です。これが少しややこしく、初見だと迷いやすいので注意が必要です。
【質問の例】
- 文章A: 1人でじっくり計画を立てて行動するのが好きだ
- 文章B: 仲間と意見を交わしながら行動するのが好きだ
【選択肢のイメージ】
[ Aに近い ] [ どちらかといえばAに近い ] [ どちらかといえばBに近い ] [ Bに近い ]
どちらの形式であっても、これからお伝えする考え方を知っておけば、本番で選択肢に迷ったときの判断材料になります。
私が実践した選択肢の選び方
私は試験を受ける際、質問の内容を意識しながらも、企業に合わせて回答を作り込むのではなく、自分の考えに近い選択肢を選ぶようにしていました。
① 協調性・誠実さ・感情の安定に関する質問
チームで協力して物事を進める、人の意見を聞く、約束やルールを守るといった質問では、自分に当てはまると感じた場合は、肯定する選択肢を選んでいました。
ただし、すべての質問で無理に「最も当てはまる」を選ぶのではなく、実際の自分に近い回答を選ぶことを意識していました。
② 感情の起伏・短気・ネガティブな性格を問う質問
カッとなりやすい、怒りっぽいといった内容についても、実際の自分に当てはまらないのであれば、否定する選択肢を選びます。
「悪く見られたくないから」と考えて、すべての項目を無理に否定する必要はありません。あくまで自分の普段の考え方に沿って答えることが大切です。
③ チャレンジ精神・リーダーシップに関する質問
新しいことに挑戦したい、周囲を引っ張っていきたいといった質問も、無理に強くアピールするのではなく、自分の性格に近い選択肢を選ぶようにしていました。
性格診断では、「こう答えれば評価される」と考えて回答を作り込むよりも、自分の考えに沿って答えるほうが、全体として自然な回答になりやすいと感じています。
回答のポイント:無理に良く見せようとしない
協調性も高い、リーダーシップもある、チャレンジ精神も旺盛――というように、すべての項目で自分を良く見せようとすると、回答に無理が生じることがあります。
大切なのは、すべてを良く見せることではなく、実際の自分に近い回答を一貫して選ぶことです。
特に性格診断では、企業に合わせて人物像を作り込むよりも、自分の考えや普段の行動を基準に回答することを意識しましょう。
強気なリーダーよりも協調性が好まれる理由
就活本などを見ると、主体性やリーダーシップが大事と書かれていることが多いです。しかし、公務員や大手企業のような大きな組織では、主体性だけでなく、周囲と協力しながら仕事を進められることも重要です。
組織のルールを守り、周囲と円滑に協力しながら、責任を持って仕事に取り組める人物は、どのような職場でも求められます。
もちろん主体性やリーダーシップも大切です。ただ、性格診断で無理に強気な人物像を作る必要はありません。
だからこそ、無理にリーダーシップをアピールするのではなく、誠実で穏やかに周囲と協力して仕事を進める、自分本来のスタンスを一貫して答えることが大切です。
一貫性を保ち、矛盾を出さないために
性格診断では、回答に一貫性を持たせることが大切です。同じような内容の質問が、表現を変えて繰り返し出題されることもあります。
例えば、前半で「誠実な対応を心がけている」と答えたのに、後半で似た内容の質問に大きく異なる回答をすると、回答に矛盾があると判断される可能性があります。
一貫性を保つためには、最初から「どう答えれば企業に良く見られるか」を考えすぎないことです。
「自分は周囲と協力して進めるタイプ」「ルールや約束は守るほう」といった、自分自身の考えや行動傾向を意識し、その軸に沿って答えていきましょう。
無理に理想の人物像を演じるのではなく、「自分ならどう答えるか」を基準に自然に選んでいくことが、結果的に回答の一貫性にもつながります。
まとめ:性格診断は無難にクリアせよ
性格診断では、自分を良く見せることよりも、自分の考えや行動傾向に沿って、一貫して回答することが大切です。変に目立とうとせず、誠実で安定した印象を与えることを第一に考えましょう。
- 協調性や誠実さ、感情の安定に関する質問 → 自分の考えに沿って答える
- 短気・感情の起伏など → 自分に当てはまるかを正直に答える
- リーダーシップやチャレンジ精神 → 無理に強くアピールせず、自分の実際の傾向に近い選択肢を選ぶ
回答の基準さえ知っていれば、性格診断は必要以上に恐れるテストではありません。
なお、これから実際に選考を受けるにあたって、ブランク期間に理解のある企業や、手厚い選考サポートを受けられるサービスを探したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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