毎日やることない方へ|ニート中の暇つぶしが公務員合格に繋がった話

毎日やることない方へ|ニート中の暇つぶしが公務員合格に繋がった話
悩んでいる人

今日も、何もせずに一日が終わってしまった。明日もまた、やることがない…

ニート生活を経験したことがある人なら、一度はこの無限にある時間の恐怖を感じたことがあるはずです。

私はかつて、前職の過酷な労働環境に疲れ果てて退職し、3年間という長い空白期間を過ごしました。最初は解放感でいっぱいでしたが、次第に襲ってきたのは強烈な暇と、社会から取り残されているような焦りでした。

しかし振り返ってみると、あの時間は単なる無駄ではなく、ニートから警察官として社会に戻るための準備期間でもありました。

今回は、私が3年間で実際にのめり込んだ暇つぶしと、親からの信頼を取り戻した実家での行動、そしてそれらをどうやって面接の武器に変えたのかという戦略的な過ごし方をすべてお伝えします。

※面接で話せるネタになったものもあれば、ただの現実逃避だったものもあります(笑)

この記事を書いた人
目次

元3年ニートが没頭した暇つぶし9選

① 株式投資(デイトレ)

前職の貯金を少し切り崩しながら、デイトレードに挑戦しました。一瞬の判断で数字が動き、自分の予測が的中するかどうかの感覚は、ニート特有の無気力を吹き飛ばしてくれました。結果は負け越してしまいましたが、自分の頭で考えて判断する感覚を取り戻す良いリハビリになりました。

② 物置部屋のガチ片付け

足の踏み場もなかった実家の物置部屋を、一人で徹底的に片付けました。不要なものを捨ててピカピカに仕上げたことで、自分の環境を自分の手でコントロールできているという感覚が生まれ、自信を取り戻す大きなきっかけになりました。

③ 毎日の料理

ニートで家にいる負い目もあり、毎日の料理を担当することにしました。カレーを大量に仕込んだり、関西仕込みの焼きそばやお好み焼きを極めたり。家族から美味しいと言ってもらえる体験は、ニート時代に一番不足する他者貢献の欲求を満たしてくれました。

④ ネットの海を徘徊

YouTubeで動画を見たり、無料の自己診断ツールを試してみたり、掲示板を覗いてネットの声に触れたりしていました。一見無駄に見える時間ですが、自分の特徴を知ったり多様な価値観に触れたりすることで、世の中の裏側やネットリテラシーを自然と学ぶことができました。

⑤ ネットの怪しいサクラ業者とレスバ

出会い系サイトなどに潜むサクラ業者を相手に、どう論破するかというレスポンスバトルに明け暮れていた時期がありました。自分の語彙力と論理的思考を間違った方向に全力投入していましたが、これも一種のコミュニケーション訓練になっていたのかもしれません。

⑥ 筋トレして体を鍛える

ダンベルを購入し、片付けた物置部屋をジム化しました。YouTubeでフォームを研究しながら毎日限界まで追い込む生活です。筋肉痛は自分が今日を頑張った証拠として最高のご褒美になり、後の警察官試験に向けた体力作りの大きな財産となりました。

⑦ インスタで世界の頂点を見る

インスタグラムでミスターオリンピアという国際的なボディビル大会の選手たちをフォローし、世界最高峰の肉体を眺めるのが日課でした。自分もいつか力強く世界に羽ばたきたいという、謎のモチベーションアップにつながっていました。

⑧ 無料漫画(ジャンプ+等)で心を動かす

ジャンプ+などのアプリで、無料で読める名作漫画を読み漁りました。お金をかけずに物語の世界に浸れる漫画は最高の現実逃避であり、明日も続きを読もうという小さな楽しみを与えてくれました。

⑨ ゲーム三昧

あらゆるデバイスを使ってゲームに没頭しました。CoDでの反射神経、ウマ娘の育成、シャドウバースの読み合い、麻雀の駆け引きなど。ゲームはニートの生活に欠けがちな達成感を補ってくれました。

親から感謝され信頼を取り戻した3つの行動

ニート期間中に実家にいると、親の視線が痛かったり、何もしていない自分に強い罪悪感を覚えたりして顔を合わせるのが辛くなりますよね。私も居場所のなさに押しつぶされそうになっていました。

ですが、ある行動を始めてから、親との関係も少しずつ変わっていきました。家庭内で信頼を取り戻すきっかけになった3つの行動を紹介します。

① 毎日の食事を担当する

まず私が始めたのは、昼食と夕食の調理を完全に引き受けることでした。

引き受けた内容
  • 親の車で買い出しに行き、献立を考える
  • 決まった時間に温かい料理を食卓に出す

これは単なる手伝いではなく、親がやっていた家事の一部を肩代わりすることでした。毎日の食事を任せてもらうことで、少しずつ「家にいても何もしていない」という状態から抜け出せたように感じます。

最初の頃は料理を始める時間もバラバラでした。親が帰ってくる時間を見ながら「そろそろ作らないと」と動くようになって、気づいたら昼と夕方の生活リズムが少しずつ固定されていました。

こうした習慣は、後から振り返ると、警察官として働く際の生活リズムを作るうえでも役立ったと感じています。

② 業者レベルのガチ片付けで信頼を勝ち取る

田舎の実家には、長年放置された物置部屋がいくつもありました。誇張抜きで足の踏み場もないような物置部屋でしたが、私はそこにあるモノを徹底的に整理しました。

片付けの内容
  • 巨大な机や棚を、ノコギリを使って解体
  • 大量の割れた食器やシミのついたゴミを仕分け
  • 自ら運転して焼却施設まで何度も往復

業者に依頼すればかなりの費用がかかりそうな作業を、一人で完結させました。それまで何もしていなかった自分でしたが、片付けを終えた頃から、親から頼られる場面が少しずつ増えていきました。

この経験は親にとっても印象深かったようで、後年の私の結婚式で父親が「息子は一時期ニートをしていましたが、急に物置部屋の片付けを始めたんです。あの経験があったからこそ警察官になれたと思っています」と話してくれたほどでした。

このとき、何か大きなことをしなくても、家の中でできることから始めればいいんだと実感しました。

③ 徹底した節約と固定費カット

実家に寄生している身として、お金の流出をできるだけ抑えることで、親に余計な心配をかけないようにしていました。

実践した固定費削減と節約術
  • 格安SIMへの乗り換え:通信費を見直して月々5,000円以上の固定費を浮かせる
  • サブスクや保険の解約:使っていない動画配信サービスや高い生命保険を一度すべて解約
  • 水筒の持参:家でお湯を沸かして持ち歩き、日常的な小銭の流出を防ぐ
  • 国民年金の免除申請:役所で手続きを行い、無職期間中の負担を減らす

節約は単なる我慢ではありません。生活の守りを固めて親に無駄な心配をかけないことや、浮いたお金を未来の就活費用として蓄えるための大切な準備になります。

こうして料理や片付け、節約を通じて得た最大の収穫は、自尊心の回復でした。家族から「ありがとう」と言われる経験が積み重なると、不思議と就職活動への恐怖も薄れていきました。

ニート期間中に一番不足するのは目に見える達成感です。就職活動の結果はすぐには出ませんが、片付けた部屋や、家族に「美味しい」と言われた料理はその場で結果が出ます。

この小さな達成感の積み重ねが、重い腰を上げて社会復帰へ向かうための大切なガソリンになります。

ただの暇つぶしが面接で役立った理由【面接対策】

ここまで紹介した暇つぶしや家庭内での行動は、ただ時間を潰すためだけのものではありません。見せ方次第で、面接で評価される自己PRや空白期間に力を入れた行動に変わります。

① 家事や片付けが実行力のアピールになった

空白期間中の片付けや料理は、単なる手伝いではなく業務プロセスを回す力の証明になります。

ただ家の手伝いをしていたと伝えても評価されませんが、問題発見から計画、実行というビジネスの順序に沿って伝えることで、面接官の印象は大きく変わります。

自己PRをする際は、以下のように伝えます。

回答例

空白期間中は、家庭内の環境改善と毎日の家事に主体的に取り組みました。長年放置されていた物置部屋の解体や処分を計画通りにやり遂げたほか、毎日の献立作成から予算内の買い出し・調理までを担当しました。この経験を通して、大きな課題を細分化してやり抜く実行力や、優先順位を考えて効率よく業務を進める意識が身につきました。

面接で伝えるときのポイント
  • 課題解決と実行力:足の踏み場もない部屋を自力で片付け切った行動力は、仕事での地道なタスクをやり抜く姿と重なります。
  • 計画力や時間管理:献立を考え、買い出しから調理までを決まった時間に進めた経験は、時間を意識して行動した例として伝えられます。

家事や片付けといった身近な行動でも、「何をしたか」だけでなく「どう工夫したか」まで伝えることで、自分の強みを具体的に説明できます。

② 筋トレが自己管理能力の証明になった

空白期間中の運動や筋トレは、単なる暇つぶしではなく自己管理能力の証明になります。

ポイントは、ただ筋トレをしていたと言うのではなく、毎日ランニング5キロや腕立て伏せ50回のように、具体的な数字を使って継続した実績を伝えることです。

面接で空白期間について質問された際は、以下のように伝えます。

回答例

空白期間中は生活リズムを崩さないよう、毎日腕立て伏せ50回とダンベルを使った筋トレを日課にしていました。目標を決めて毎日継続して身体を動かすことで、健康管理はもちろん、自己管理能力やメンタルを高く保つ習慣が身につきました。

面接で伝えるときのポイント
  • 継続的な自己管理能力:自分で決めた数値目標を毎日やり抜くことで、仕事でも計画的に行動できる再現性が伝わります。
  • 気分転換の習慣:体を動かすことで気持ちを切り替える習慣があることを伝えられます。

自分ではただ体を動かしていただけと思っていても、理由と数値をセットで伝えるだけで面接官の受け止め方は大きく変わります。

暇つぶしのつもりが就活の助けになったこと【事前準備】

① ニュースを見ていたのが時事対策になった

ニート期間中、私は先ほど紹介した株式投資(デイトレ)を行っていました。そのため、企業の業績や経済ニュースを追うことが自然と日課になっていました。

無職なのに株なんてと思うかもしれませんが、お金を動かしている以上、世の中の動きに無関心でいるわけにはいきません。この株式投資の副産物として、以下のようなメリットがありました。

ニュースをチェックするようになった効果
  • 面接や時事問題の対策になる:公務員試験や企業の面接では、最近のニュースや時事問題について質問される機会が多いですが、投資を通じて得た知識がそのまま選考の時事対策になりました。
  • 社会復帰したときの浦島太郎状態を防ぐ:日々マーケットや世間の動きに触れていたおかげで、いざ社会に戻ったときも世の中の流れや仕事の会話にスムーズについていける状態をキープできました。

暇つぶしとして始めた株式投資でしたが、振り返ってみると、ニュースや社会の動きに目を向けるきっかけになっていました。

② 暇つぶし感覚でやった自己診断が役に立った

暇すぎてネットの海をさまよっていたとき、ふと自分ってどんな人間なんだろうと気になって、無料の自己分析ツールに登録してみました。

その時はすぐに就職活動を始めるわけでもなく、結果を見て終わりました。正直、就活の予定なんて一切なかったからです。

ですが、いざ重い腰を上げて就活や公務員試験を始めるときに、このとき出しておいた自己分析の結果がとても役に立ちました。具体的にどう役に立ったかというと、以下の2点です。

診断ツールを使うメリット
  • 強みの言語化:粘り強さや慎重性など、診断結果に出てきた言葉をそのまま履歴書のキーワードとして活用できました。
  • 適性の発見:思いもよらなかった職種に適性があると分かり、選択肢が一気に広がって気持ちも楽になりました。

最初から真面目に自己分析ノートを書こうと気負う必要はありません。暇つぶしついでに客観的なデータを取り入れておくだけで、あとで動き出すときの最初の装備になります。履歴書の自己PRを書くときもゼロから悩む時間が一気に減りました。

もし自分の強みや適性だけでも確認しておこうと思ったら、ゲーム感覚でできるリクナビNEXTのグッドポイント診断がおすすめです。

質問に答えるだけで自分の長所が可視化されるので、暇つぶしのネタとしても手軽に使えます。

※出典:リクナビNEXT公式サイト

\ 登録・診断はすべて無料 /

リクナビNEXTに登録して強みを診断してみる

まとめ:暇な時間も、次に進むための準備にできる

ニートで毎日やることがない状態は焦るものですが、見方を変えればまとまった自由な時間があるということです。

何かに没頭したり、体を鍛えたり、部屋を片付けたり、料理を作ったり。そうした小さな行動でも、生活を立て直すきっかけになります。

今回の学び
  • 暇な時間を拒絶せず、生活を立て直すための充電期間と捉える
  • 筋トレや家事など、日々の行動を数値や実績に落とし込んで自己管理能力の証明にする
  • 家事や節約で家庭内の信頼を取り戻し、自分自身の自尊心を回復させる

今やることがなくて暇を持て余しているなら、まずは目の前の不要なものを一つ捨てることや、家でお茶を沸かしてみることから始めてみてください。

小さな行動を重ねているうちに、そろそろ外の世界に出てみようかなという気力が自然と湧いてきます。

具体的な就職へのステップや全体の流れを知りたい方は、以下のロードマップ記事も参考にしてみてください。

また、ブランクがあっても安心して使える就活サイトを知りたい方は、こちらの記事でまとめています。

毎日やることない方へ|ニート中の暇つぶしが公務員合格に繋がった話

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた著者情報

ゆうらいとのアバター ゆうらいと 元3年ニート

新卒時の過労による退職後、3年間のニート生活を経験。そこから公務員試験に合格し、民間企業からも正社員として内定。その後、大手企業への転職も経験しています。自身の経験をもとに、ニート・空白期間からの就職攻略法を発信中です。
詳しいプロフィール・実績はこちら

目次