「公務員という安定を捨てて、後悔しないだろうか」
「民間のスピード感やデジタル化についていけるのか不安だ」
公務員として働きながら、今の組織の古さや拘束時間の長さに悩み、転職を考えているあなたへ。
私は、民間企業から3年のニート期間を経て警察官になり、そして大手企業で働いています。
いわば「公務員の安定」と「民間の合理性」の両方を、身をもって経験してきました。
結論から言えば、どちらにも良さはありますが、私が選んだのは「家族との時間」でした。
今回は、公務員(特に警察官)から大手企業へ転職して感じた、文化のギャップや生活の変化、そして後悔しないための考え方を正直にお話しします。
公務員と民間の「文化」の決定的な違い
公務員の世界、特に私がいた警察組織は、はっきり言って「古い習慣」が非常に多い世界でした。
個人情報を扱うという特殊な仕事柄、セキュリティには極端に厳しく、紙ベースの処理やハンコ文化、複雑な決裁ルートが当たり前。
民間企業から見れば非効率に感じることも多いですが、それが「確実性」を生むための仕組みでもありました。
一方で、近年では公務員の世界にも変化の兆しが見えています。
【参考】公務員の世界でも進むDX(デジタルトランスフォーメーション)
近年、政府は「デジタル庁」を中心に、行政手続きのオンライン化や、地方自治体のシステム標準化に力を入れています。警察組織においても、タブレット端末の導入や報告書のデジタル化など、少しずつですが効率化への取り組みが始まっています。
しかし、大手企業へ転職して驚いたのは、その「デジタル化のスピード感」です。
大手企業で受けた「デジタル・カルチャーショック」
今の職場では、在宅ワークを取り入れている人も多いため、会話の基本はチャットツール(SlackやTeamsなど)です。
ニート期間があった私が最初に苦労したのは、基本的なパソコンスキルでした。
- メモは紙ではなくパソコン上。
- 「Ctrl+C(コピー)」や「Ctrl+V(ペースト)」といったショートカットを使いこなせないと、仕事が進まない。
- 会議はオンラインで、画面共有が当たり前。
公務員時代に「手書き」や「電話」がメインだった私からすれば、「えっこんなにも違うの!?異世界転生した???」みたいな感じになりました。
基本的なITリテラシーがないと、民間企業では「ついていくのがやっと」という状況になりかねません。
時間を手に入れ、給料は少し減った
転職して最も変わったのは、労働環境のクリーンさです。
大手企業はコンプライアンス(法令遵守)に非常に厳格です。
特に驚いたのは、「パソコンを起動させるための準備時間」まで、しっかり残業代としてつけてくれることです(いわゆる前残業の計上)。
公務員(警察官)時代、始業の1時間以上前に出勤して準備をすることは「当たり前」であり、そこに残業代がつくという発想さえありませんでした。
しかし、今では…
- 休日出勤なし。
- サービス残業なし。
- 有給休暇の取得が推奨される。
この素晴らしい環境のおかげで、今は家族との時間をしっかり確保できています。
子供と一緒に過ごす時間が増えたことが、私にとって何よりの幸せです。
ただし、現実的な話として、給料は公務員時代より少し下がりました。
以前は休日出勤や深夜残業が多かった分、手当が相当ついていたからです。
私はお金よりも「家族との時間や健康面」を天秤にかけ、納得した上で転職しましたが、ここは慎重に考えるべきポイントです。
公務員にしかない「やりがい」も確かにあった
民間企業に移ってから、改めて公務員の素晴らしさに気づいた部分もあります。
それは、「地域の人と直接触れ合い、誰かのために尽くす」という純粋なやりがいです。
警察官として、困っている人を助けたとき「ありがとう」と感謝される瞬間。
それは、利益を追求する民間企業ではなかなか味わえない、公務員ならではの誇り高い経験でした。
公務員には公務員の、民間には民間の良さがあります。
もしあなたが今「公務員を辞めたい」と思っているなら、それは「今の自分にとって、何が一番大切か」を問い直す時期が来ているのかもしれません。
まとめ:あなたが求めるのは安定か、それとも幸福か
公務員から民間への転職は、決して楽な道ではありません。
古い習慣から抜け出し、デジタルな環境に適応し、ときには年収が下がるリスクも受け入れる必要があります。
しかし、私が手に入れた「家族と一緒に食卓を囲み、一緒に寝る時間」は、どんな高額な残業代よりも価値があるものでした。
今が人生で一番若い日です。
もし、今の環境で心身を削り、家族との時間を犠牲にしているのなら、一歩踏み出してみる価値は十分にあります。
基本的なショートカットキーを覚えることから始めてもいい。
転職サイトに登録して、今の自分の市場価値を調べてみてもいい。
あなたの人生の正解は、組織の中ではなく、あなた自身の選択の中にあります。
助手ちゃん準備時間の残業代がしっかり支払われるという話は、公務員の方にとっては衝撃的ですよね。
収入よりも家族や健康を選んだ運営者さんの体験談は、これからの働き方を考える上でとても貴重な視点です。
同じように悩んでいるなら、まずは転職情報の収集や勉強など、小さな準備からスタートしてみませんか。
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