「仕事中、なぜか毎日頭が重い」
「常に頭に霧がかかったようで、簡単な判断もできない」
そんな状態を「やる気が足りないだけ」「寝れば治る」と放置していませんか?
今から約10年前、新卒で入社した会社で働いていた私は、まさにその状態でした。
結果として私は適応障害と診断され、最終的には退職を選びました。
当時は今ほどメンタルヘルスへの理解がなく、自分でも何が起きているのか分からず暗闇の中にいました。
今回は、私が経験した地獄のような日々から、どうやって「頭のもや」を晴らしたのか、そのすべてをお話しします。
月1日の休み。感覚が麻痺していく職場
私が新卒で入った会社は、今思えば完全に異常でした。
休みは月にたったの1日。
早朝から深夜まで働き詰めの日々。
入社して2年目、私の体には明らかな異変が出始めました。
まず、原因不明の頭痛が慢性化しました。
そして、常に頭がぼーっとする感覚に襲われるようになったのです。
周囲も同じように働いている環境では、「疲れているのは自分だけじゃない」「これくらいで弱音を吐いてはいけない」と、自分の感覚に蓋をしてしまいがちです。
しかし、この「感覚の麻痺」こそが、最も危険なサインでした。
仕事中に崩れ落ち、病院へ
ある日の仕事中、ついに限界が来ました。 立っていられないほどの目まいに襲われ、その場に崩れ落ちてしまったのです。
すぐに病院へ行きましたが、最初の診断は「原因不明」でした。
当時は今のように適応障害やうつ病という言葉が一般的ではなく、周囲の理解も乏しい時代です。
いくつもの病院を回り、ようやく下された診断が、過労による適応障害でした。
医師から「休まないと取り返しのつかないことになる」と告げられ、私は約2カ月の休職に入ることになりました。
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「頭のもや」が晴れた瞬間
休職して2カ月。少しずつ体調は回復しましたが、復職しても以前のように働くことはできませんでした。
職場に戻った瞬間に、またあの頭痛ともやが戻ってきたのです。
結局、私は退職を選びました。
「せっかく入った会社を辞めて、この先どうなるんだろう」という不安はもちろんありました。
しかし、いざ退職届を受理され、会社という環境から物理的に離れた瞬間、驚くべき変化が起きました。
あんなに苦しんでいた「頭のもや」が、スッーと晴れていったのです。
視界が明るくなり、思考がクリアになる感覚。
「ああ、私は病気だったんじゃない。あの環境が私を壊していたんだ」
心からそう確信した瞬間でした。
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同じサインが出ているあなたへ
もし今、あなたが仕事中に頭痛が止まらなかったり、常に頭がぼーっとしたりする状態であれば、それは体からの最終通告かもしれません。
適応障害や過労は、本人の努力や気合で治るものではありません。
当時の私のように「まだ頑張れる」と思っている人ほど、ある日突然、糸が切れたように動けなくなってしまいます。
- まずは病院へ行くこと:プロの診断を受けるだけで、「自分が悪いわけではない」と救われることがあります。
- 環境を変える選択肢を持つこと:私が退職後に完全に以前の状態に戻れたように、環境さえ変えれば、あなたは何度でも再生できます。
まとめ:仕事の代わりはいても、あなたの代わりはいない
私はあの時、勇気を出して立ち止まったことで、現在の健康な生活を手に入れることができました。
もし今、過酷な職場で心身を削っているのなら、どうか自分を責めないでください。
仕事中に立てなくなるまで頑張ったあなたは、もう十分に責任を果たしています。
その頭痛やもやを無視せず、まずは自分の体を一番に考えてあげてください。
場所を変えれば、あなたの頭の霧は必ず晴れる日が来ます。
助手ちゃん月1日しか休みがないなんて……想像を絶する過酷さだったんですね。
でも、その経験があったからこそ、今の「家族との時間を大切にする働き方」に辿り着けた。そう思うと、当時の苦しみも無駄ではなかったのかもしれませんね。
もしあなたも今、頭にもやがかかっているようなら、まずは自分を休ませてあげる選択肢を考えてみてくださいね。
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